社員さんとのやり取りから気づいた「伝え方」の大切さ

先日、事務連絡用のチャットで予定を入力した際に
社員さんから「〇〇しないでくださいね」と優しい気遣いの言葉をいただきました。

正直、その願いは叶えられそうにない内容だったので、
その場で感謝を伝えつつ、気をつけますね。とお返事して会話は終わりました。

でも、あとからじわじわと違和感がわいてきて、自分に問いかけてみたら、これは以前の社内研修で取り上げた「スピーチロック」という考えにつながるなと気づきました。

優しさや気遣いの中に、相手への「危ない」「不安」といった気持ちをベースにした伝え方が隠れていることがあります。

一見すると優しい言葉のようでも、実は相手の行動や判断を制限してしまうことがあるのです。

実際に私が言われた言葉で例えるならば「危ないから、1人でするんじゃない」といった言葉もそうですね。

そんな気づきを基に今日は記事を書いていこうと思います。

伝え方5選|応援ベースで伝える言葉

「やさしさを、信頼と応援に変えていく」
訪問介護の現場でも、日常生活でも、つい「よかれと思って」言ってしまう言葉があります。

でもそれが、知らないうちに相手の気持ちや自由を小さくしてしまうことも。

そこで、言葉をほんの少し変えて、応援の気持ちを込める伝え方を考えてみました。

1. 荷物を持とうとするご利用者様へ

☞よくある言い方

「重たいから、持たなくていいですよ~」

☞こんな言い方もできます

「ありがとうございます!持てる分だけでいいのでお願いできますか?」

「助かります!無理はしないでくださいね」

☞提案するならば
「もし、持ちづらかったりしたら、遠慮なく教えてくださいね」

2. 掃除をしようとするご利用者様へ

☞よく聞く言葉

「私がやるので座ってていいですよ~」

☞尊重の気持ちを込めて

「いいですね、一緒にやりましょうか!立つのは流石に危ないので、できるところだけお願いしてもいいですか?」

「お気持ちが嬉しいです。じゃあ、無理ない程度に一緒にやりましょうか」

☞提案するならば
「難しいところは私がサポートするので、気軽に声かけてくださいね」
「分担するのもいいですよね、ここできますか?私こっちやりますので」

3. 新人ヘルパーさんが難しいケアに挑戦しようとしたとき

☞つい言いがちな言葉

「そこは私がやるから大丈夫、見てるだけでいいよ」

☞応援している気持ちを伝えるなら

「やってみたい?じゃあ、一緒にやってみようか」
「いいね~、一回見守ってるから、やってみる?」

☞提案するならば
「わからないことがあったらいつでも声をかけてね。見てるしサポートもするから大丈夫、安心してね」

4. 利用者さんの外出予定について

☞よくある言い方

「今日は〇〇だから出ない方がいいですよ」

☞優しい伝え方

「お出かけなんですね。〇〇だけどこうなるといいですよね。悩みますよね~」

「天気が変わりやすいみたいなので、様子を見ながら判断してくださいね」

☞提案するならば
「もし途中で困ったことがあれば、すぐに連絡してくださいね」
「途中でなにかあったら、また一緒に考えましょう。」

5. 終業間際のスタッフへ

☞よく聞く言葉

「あんまり頑張らなくていいからね」

☞あたたかい声かけ

「今日もお疲れさま。あなたの頑張りのお陰で今日も助かったよ」

「無理はしないでね、明日にまわせるなら明日でもいいと思うよ」

☞提案するならば
「何か困っていることがあれば、遠慮なく言ってくださいね、いつでもサポートするよ」

言葉の力で関係性をやわらかく

こうしたちょっとした言葉の変化で、相手の気持ちや判断を信じることが伝わり、優しさが「応援」へと変わっていきますし、関係もぐっと柔らかく前向きになるのを感じています。

そしてもう一歩、相手の状況や気持ちに寄り添いながら「もし〜なら、こうできますよ」といったプラスの提案を添えられたとき。

それは、“気遣いができる”だけでなく、自信を持ってサービスを提供しているという姿勢になるのだと思いますし、相手にとっての安心や信頼にもつながっていく。

ここまでが、私自身が目指したい訪問介護員の姿なのかもしれません。

社員さんとのやり取りから得たあたたかい学び

実は、この気づきを社員さんに直接お伝えしたとき、少しドキドキしました。

せっかくの気遣いを否定するような形になってしまうのでは。という懸念もあり
でもここまで実体験として伝えられる機会も、そう無いと思い勇気を出して伝えたところ

社員さんはとても前向きに受け止めてくださって、
「これからも、率直に意見を教えてくださいね」と言ってくださったんです。

その言葉で、私の中の不安がすっと消えていきました。

やっぱり、コミュニケーションは遠慮や気遣いだけで終わらせるのではなく、素直な気持ちで向き合うことが大切だと改めて感じた出来事でした。

まとめ

  • 社員さんとのやり取りから気づいた「伝え方」の大切さ
  • 伝え方5選|応援ベースで伝える言葉
  • 言葉の力で関係性をやわらかく
  • 社員さんとのやり取りから得たあたたかい学び




最後までお読みいただきありがとうございました。

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